病気・症例報告

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2018.07.06更新

突然口から出血したということで慌てて飼い主様が来院された症例をご紹介します。

 

症例)フレンチブルドック、メス、11歳

主訴)気づいたら口から出血していた。

   思い当たることなし。

 

身体検査)口腔内の検査以外に異常はなし。出血が激しく細かく確認ができないので鎮静・麻酔下でチェックすると、舌裏に大きな切創を認める。

sita1

原因と思われるもの)

 

sita2

 

写真が逆さまになっていて見にくくて申し訳ありません。

指でさせている部分は下顎の犬歯です。よく見ると縦に割れています。それが恐らく舌裏に刺さり、舌を動かしたことで裂けてしまったのではないかと推測します。

治療は創傷部の縫合と、割れた歯を研磨して縁を丸めて終了しました。

 

何が原因で割れたかは分かりませんが、こういうこともあるんだなと勉強になった一例でした。

あまりに硬いものなどは歯折の原因になりますので、そういったものを噛ませない方がよいですね。

 

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藤沢市の辻堂にあるりほの動物病院
犬・猫の予防からトリミング、や眼科診療を得意としております。
また、避妊や去勢手術などもしております。

動物のことなら藤沢市のりほの動物病院にお任せ下さい。

りほの動物病院
〒251-0056
神奈川県藤沢市羽鳥3-20-7 NSビル1階
TEL0466-36-1277
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投稿者: りほの動物病院

2018.07.02更新

今回の症例は、「飼い主様から犬の目に虫がいるから診て欲しい」という主訴から始まり、湘南地域でまさかと思いながら、また患者さんにも本当に!?なんてお話しして、いざ眼を観てみると...本当にいました。

よくお話を伺うと、1週間くらい前に岐阜県の山に連れて出かけたということでその時に感染したのではということでした。

何という虫かというと[東洋眼中]という、ハエが媒介する寄生虫です。

関東でも発生報告があり増えてきているようですが、私は初めて実物をみました。

 

症状は寄生虫による機械的な刺激から眼瞼痙攣・流涙・結膜炎・角膜炎です。

目が赤くなり、目やにが増えることで飼い主様は気づくことが多いかと思います。

治療としては直接虫を摘出し、経過をみているところです。

 

musi1

どこに寄生虫がいるかお分かりでしょうか?

ちょうど時計の針でいうと5時と6時の間に2匹確認できます。

musi2

こんなに小さい虫ですが、まぶたの内側などに寄生すると強い炎症を起こしますので侮れません。

これからの季節犬と一緒に山に出かける方もいらっしゃるかと思いますが、帰宅してから様子がおかしいことがありましたら、こんなことになっていることもありますので、早めにご相談して下さい。

 

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投稿者: りほの動物病院

2018.03.26更新

犬や猫の口腔内の腫瘍発生率は全体で4番目に多い部分であります。

約40%が良性だと言われております。

犬の悪性腫瘍は悪性メラノーマ、扁平上皮癌、線維肉腫の順に多く発生しており、これらが口腔内悪性腫瘍の約8割を占めております。

 

今回は口腔内の腫瘍ではなく、別の理由で麻酔をかけた際、偶然発見した悪性メラノーマの症例をご紹介します。

 

症例)12歳(当時)、Mダックスフンド、去勢♂

   眼瞼腫瘤切除のため麻酔をかける必要があり、気管挿管のため開口したら偶然にも軟口蓋(上あごの奥の方)に腫瘤が見つかり、

   同時に切除生検を実施しました。

 

nodo1

 

切除後5ヶ月・放射腺治療終了後3ヶ月

nodo2

 

そろそろ再チェックの時期です。

再発所見がなければ良いのですが。

再発率・転移率の高い腫瘍ですので、調子が良くても非常に注意が必要です。

口腔内腫瘍の中でも今回の症例のような場合、口の奥まで日頃から確認することは難しく、症状が出てきた時にはかなり進行していることが多いです。

自宅で口の中も自由に確認させてくれる犬であれば、時々飼い主様が確認してみる方が良いかもしれません。

 

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投稿者: りほの動物病院

2018.03.06更新

眼瞼内反とは【まぶた】が正常な位置より内側を向き、眼球・角膜方向に向かう状態のことです。

まぶたが内側に向くことで、角膜や結膜に皮膚・被毛が接触し傷がつきやすくなります。

内反が原因で傷がついた場合は、内反を矯正・改善しないことには傷は治りません。

程度にもよりますが、外科的治療が必要な場合が多いです。

また猫は犬と違い、何度も繰り返し角膜に刺激が加わると、角膜黒色壊死症という別のトラブルを併発してしまう可能性があります。

 

症例)アメリカンショートヘアー、3歳、避妊メス

   ペットホテルで預かっている(当院)際に、スタッフからいつもより眼の開きが悪いということで発覚。

右眼

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眼瞼を整復すると、

naihann2

かなり角膜側に入り込んでいました。

 

左眼

naihann3

左眼は撮影時、内反は認められませんでしたホテル中に内反した状態になりました。

幸い角膜に傷はありませんでしたが、矯正が必要なレベルと判断しました。

 

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投稿者: りほの動物病院

2018.03.02更新

眼の中にも腫瘍が発生することがあります。

最初は腫瘍と診断されることは少なく、当院にセカンドオピニオンとして来院される犬や猫も異なる病名の説明をうけていることが多いです。

当院でもっとも多いのは緑内障です。

眼圧が上昇しているため抗緑内障薬を点眼しているが、次第に眼球が拡大してくるパターンが多いです。

もちろん緑内障も慢性化し末期の状態へ進めば、薬の効果も反応が悪くなり眼球拡大が起こることもありますが、眼内腫瘍が原因であれば話はかわってきます。

場合によっては命に関わりますので、早期に外科的な対応【多くは眼球摘出】が必要となってきます。

 

悪性黒色腫と診断された犬と猫の眼の外観をご紹介します。

症例1.ビーグル犬・12歳【来院時】

    1年以上前に角膜が白く濁ってきて、最近目が拡大してきたため来院。

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症例2.雑種猫・8歳

    半年~1年以上前から左眼にトラブルが始まり、最初は角膜潰瘍だったが、途中から眼圧が上昇し治療をいろいろ行ったが反応なく。

    流涙が悪化したので来院。

右眼

gannai3

左眼

gannai2

 

症例2の虹彩色が左右で異なることに気づきましたでしょうか?

色が明らかに違います。

黒色化しています。

猫の虹彩腫瘍は色の変化に気づけると早期診断に繋がります。

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投稿者: りほの動物病院

2018.02.21更新

結節性肉芽腫性上強膜炎は免疫のトラブルによって発症する眼科疾患の一つです。

最初は充血のみが確認され、時間が経つにつれて充血が盛り上がってきたり、角膜に肉の塊のような所見が現れます。

あまり気にして目を観察していないと気づいた時には肉芽が形成されている場合もあります。

腫瘍やその他の眼科疾患と鑑別をつけることが治療を決定する上で非常に重要です。

 

症例)Mix Breed、7歳、避妊メス

主訴)約2ヶ月前から左眼の充血が始まり、数日前から角膜が腫れてきたため来院。痛みはなし。

 

左眼

NGE1

NGE2

 

治療開始7日後

左眼

NGE3

NGE4

 

この症例は眼の所見と細胞診から結節性肉芽腫性上強膜炎と診断し、治療を開始しました。

7日目でだいぶ反応が出ておりますので、経過良好と判断します。

治療をやめられる子、継続しなければならない子がおりますので、今後慎重に判断していきます。

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2018.02.20更新

乾性角結膜炎(ドライアイ)とは涙の量が減ってしまうタイプと、涙が蒸発しやすい状態で眼の表面が乾いてしまうタイプの2種類があります。

両タイプが同時に起こっている犬もいます。

眼の表面、つまり角膜や結膜が乾いてしまうといろいろな障害が起こります。

角膜表面が傷つきやすくなったり、涙で角膜を清潔に保てなくなることから充血を起こしやすくなるなど。

ある程度軽症なうちに治療を開始すると非常に治療反応が良いことが多いのですが、途中で治療をやめてしまったり、適切な治療をされずに長期間経過が過ぎてしまうと何をしても全然良くならないこともあります。

飼い主さんがわかりやすい症状は目やにと充血だと思いますので、そういった症状が自然になくならない、病院で目薬を処方してもらってもなんだか反応がイマイチだなというときは、涙の量や、眼の状態を細かく確認してもらってみてください。

 

症例)M.シュナウザー、9歳

主訴)数ヶ月前から充血していて、目やにも増えている。

 

右眼

KCS1

KCS2

KCS3

左眼

KCS4

KCS5

KCS6

 

上記の症例は涙液量が減少していること、マイボーム腺の分泌が低下していること、濾胞性結膜炎が認められました。

涙液減少型と蒸発亢進型の混合タイプと考えられます。

まずは涙液量の改善を行い、マイボーム腺の分泌も少しずつ改善させていくことが当面の目標です。

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2018.02.18更新

角膜とは眼球の最も外側を形成している透明な膜です。

角膜が何らかの原因により透明性が失われてしまうと、ものが見えづらくなってしまいます。

原因によっては痛みが出ることもあります。

いくつかある角膜の透明性が失われてしまうトラブルの中で、角膜変性について症例をご報告します。

 

症例)チワワ、発症時6歳

治療前・右眼

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左眼

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治療後(1年以上継続治療中)

右眼

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左眼

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上記の症例は飼い主様の熱心なケア・治療により非常に経過が良いです。

角膜変性の治療は原因により異なり、通常、根気強く長期間にわたって行う必要があります。

そうならないことが一番ですが、気づいた時には変化が出ていることがほとんどなので、病院に足を運ばれた際は、目も確認してもらって下さいね。

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2018.02.12更新

犬や猫が目をしょぼしょぼしたり、目やに・涙が増えたりしている時は角膜という眼の表面に傷がついていることがあります。

たいていの場合は抗生物質や保湿系の点眼をすると1~2週間で治癒に向かっていきますが、1ヶ月点眼しても良くならないということで飼い主様からご相談を頂くことがしばしばあります。

そういったケースで犬に多いトラブルが再発性角膜びらんという少し変わった病気です。

どういう仕組みで難治性となっているのか、どんな治療をすべきなのかは割愛しますが、普通に点眼をするだけでは中々良くならないのは事実です。

 

症例)W・コーギー 11歳・メス

   左眼に傷がつき、ホームドクターで約1ヶ月、抗生物質やヒアルロン酸ナトリウムの点眼を使うが反応がないということで来院。

治療前

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1回目処置後2週間

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2回目処置後2週間

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この症例は2回処置を行うことで治癒にいたりましたが、1回の処置で治る子、3回4回とやってもなかなか治らないケースもあります。

重要なことはこれが再発性角膜びらんであることに気づけるかどうかです。

似たような症状でお悩みの方がいましたら当院までご相談下さい。

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2018.02.06更新

猫の視覚喪失は突然起きることがあります。

その原因の1つとして挙げられるのが網膜剥離です。

網膜剥離を起こすきっかけとして高血圧の状態になっている猫が多いです。

猫は慢性腎臓病や甲状腺機能亢進症から血圧が上昇することがよくあります。

今回、高血圧から網膜剥離を起こし視覚が低下したが、治療により視覚が回復してきた症例をご報告します。

 

症例)15歳・スコティッシュホールド・メス

治療前⇒収縮期血圧220前後・平均血圧180前後

治療後⇒収縮期血圧175前後・平均血圧156前後

 

治療前眼科写真

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治療後

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網膜剥離の原因には命に関わってくる場合もありますので、おかしいなと思われましたら早めに診察することをおすすめします!

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