眼の中にも腫瘍が発生することがあります。
最初は腫瘍と診断されることは少なく、当院にセカンドオピニオンとして来院される犬や猫も異なる病名の説明をうけていることが多いです。
当院でもっとも多いのは緑内障です。
眼圧が上昇しているため抗緑内障薬を点眼しているが、次第に眼球が拡大してくるパターンが多いです。
もちろん緑内障も慢性化し末期の状態へ進めば、薬の効果も反応が悪くなり眼球拡大が起こることもありますが、眼内腫瘍が原因であれば話はかわってきます。
場合によっては命に関わりますので、早期に外科的な対応【多くは眼球摘出】が必要となってきます。
悪性黒色腫と診断された犬と猫の眼の外観をご紹介します。
症例1.ビーグル犬・12歳【来院時】
1年以上前に角膜が白く濁ってきて、最近目が拡大してきたため来院。
症例2.雑種猫・8歳
半年~1年以上前から左眼にトラブルが始まり、最初は角膜潰瘍だったが、途中から眼圧が上昇し治療をいろいろ行ったが反応なく。
流涙が悪化したので来院。
右眼
左眼
症例2の虹彩色が左右で異なることに気づきましたでしょうか?
色が明らかに違います。
黒色化しています。
猫の虹彩腫瘍は色の変化に気づけると早期診断に繋がります。
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藤沢市の辻堂にあるりほの動物病院
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