犬や猫の口腔内の腫瘍発生率は全体で4番目に多い部分であります。
約40%が良性だと言われております。
犬の悪性腫瘍は悪性メラノーマ、扁平上皮癌、線維肉腫の順に多く発生しており、これらが口腔内悪性腫瘍の約8割を占めております。
今回は口腔内の腫瘍ではなく、別の理由で麻酔をかけた際、偶然発見した悪性メラノーマの症例をご紹介します。
症例)12歳(当時)、Mダックスフンド、去勢♂
眼瞼腫瘤切除のため麻酔をかける必要があり、気管挿管のため開口したら偶然にも軟口蓋(上あごの奥の方)に腫瘤が見つかり、
同時に切除生検を実施しました。
切除後5ヶ月・放射腺治療終了後3ヶ月
そろそろ再チェックの時期です。
再発所見がなければ良いのですが。
再発率・転移率の高い腫瘍ですので、調子が良くても非常に注意が必要です。
口腔内腫瘍の中でも今回の症例のような場合、口の奥まで日頃から確認することは難しく、症状が出てきた時にはかなり進行していることが多いです。
自宅で口の中も自由に確認させてくれる犬であれば、時々飼い主様が確認してみる方が良いかもしれません。
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