病気・症例報告

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2025.07.16更新

こんにちは!

かなり久々の症例報告となります。

毎日いろいろな病気になってしまったわんちゃん・ネコちゃんを診察させて頂いておりますが、

高齢の動物で麻酔はちょっとかけづらいな~という場合、これは有効な治療方法だと感じましたのでお知らせします!!

 

Mohsペースト(モーズペースト)は、主に皮膚がんや体表に露出した皮膚がんの潰瘍性病変の治療に使用される、特殊製剤の1つです。

院内で調剤して利用しております。

適応となるケースは、麻酔をかけないと切除が難しい皮膚腫瘤が出血や化膿、潰瘍を生じコンディションを良好に保てない子に提案しております。

あくまで緩和療法ですので、治るわけではございません。

現在治療経過を追っているワンコがおり、ご紹介します。

 

症例)シーズー、12歳11か月、メス

   いくつか基礎疾患があり麻酔リスクが高いと判断。

   約1年前から右耳耳介部に腫瘤があり時折出血を繰り返していたが、最近臭いやジュクジュクしていることが多いと相談あり。   

 

施術前

mimi1

施術中

mimi2

施術後1週間

mimi3

 

少し分かりづらいですが、施術後腫瘤の表面が黒色に変化し、出血や浸出液の分泌が減少しております。サイズも少し小さくなった印象です。

臭いも減るので、麻酔がかえられないまたはかけたくない子では良い治療方法なのかと思います。

 

投稿者: りほの動物病院

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