こんにちは
今日は、ヘルペスウイルスによる樹状潰瘍を呈したメインクーンのピロシキちゃんについて書きたいと思います。
症例)
ピロシキ、メインクーン、5歳
主訴:約1ヶ月前から左眼の目やにが多い。目をショボショボしていることもあり。
一般身体検査は特に問題なし。
検査所見:左眼内眼角に赤褐色の目やにが付着、左瞼結膜に中程度の充血
前房フレアなし、未染色の状態で、角膜中央に樹状の白濁確認
フルオレセイン染色実施→樹状の白濁が染色される
上記の検査所見と動物種を考えるとヘルペスウイルスによる角膜炎からの潰瘍と、瞼結膜炎から目やにが増加していると推測される。
治療:PAヨード剤の点眼
今後、治療の反応が悪ければLリジンや抗ウイルス剤の併用も検討したいと考えております。
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院長 藤川雅也