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2013.12.16更新

こんにちは


今日は、昨日行なった眼の健康診断について書きたいと思います。


ちなみに、18日まで健康診断を割引してますので、これをお読みになって興味がある方はご連絡して下さい。


症例)

トイプードル×チワワのレオン君、1歳11ヶ月、去勢オス

 


トイプードルのマリンちゃん、年齢は恐らく5歳~10歳未満、避妊メス

 


飼い主様が心配されていたのは、マリンちゃんの方が光に眩しがるのと眼が突出しているのでは?緑内障では?ということでした。


検査内容は、

①一般眼科検査・・・対光反射、威嚇反応、眼瞼反射、眩惑反射、涙液測定、検眼鏡にて眼底チェック

②スリットランプ検査

③眼圧検査

上記3検査となります。


レオン君、マリンちゃんともに大きな問題はなく、マリンちゃんの眼圧も正常でレオン君より眼が突出してるように感じるのは、恐らく解剖学的に眼窩が浅いからだと思われます。

※眼窩・・・眼球などがおさまっている頭蓋骨の凹み。


もう一つ飼い主様が心配されていた眩しがる理由なのですが、検査結果から虹彩萎縮が原因と思われます。


虹彩萎縮とは、

①老齢性

②2次性

上記の2つに分類され、①は老齢犬に一般的にみられる退行性の変化です。②は緑内障や慢性的なぶどう膜炎の影響を受け老齢性虹彩萎縮と同じような変化が起こります。


そもそも虹彩はどこの部分かというと



赤色の矢印の部分のことです。(茶色の部分)


難しい文章になってしまいますが虹彩の定義は、

前房と後房を境するぶどう膜組織で、中央に瞳孔が位置する。瞳孔括約筋と瞳孔散大筋をもち、瞳孔の大きさを変えることによりカメラの絞りの役割を果たしている。


虹彩萎縮の最初は虹彩の色が変化し、その後虹彩が薄くなり、穴があくこともあります。


小型犬は発生しやすいです。


特別な治療法は残念ながらありません。

ただし、虹彩萎縮によって視覚が失われることはなく、基礎疾患として緑内障やぶどう膜炎があり2次的に発生したものであれば、そちらは治療しなければなりません。そのままにしておくと視覚が失われてしまう可能性があるのと、痛みが出てくるからです。


そして虹彩萎縮による眼に対しての影響は、老齢性でも2次性でも萎縮が重症の場合は、光を眩しがることがあります。


実際のレオン君とマリンちゃんの虹彩を比較してみましょう。


レオン君

 

 


マリンちゃん                          

 

 

 


マリンちゃんの赤枠内の虹彩がちぎれて穴があいてきているのがわかります。瞳孔縁も不整になっています。


透光法といって強い光を眼に照射すると虹彩の薄くなっている部分がよりはっきりと分かります。

マリンちゃんの場合は全体的に薄くなってきているため、眩しいのでしょうね。


レオン君はまだ年齢も若いしこういった変化も特に認められませんでした。


今後も血液検査などと同じように眼の検診をさせて頂きたいと思います。


レオン君、マリンちゃんお疲れ様でした!

 


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