スタッフブログ

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2014.02.07更新

こんばんは星空


明日は雪が降るみたいですね、天気予報だと雪

ワンちゃんのお散歩で外に出られる際は足元に気をつけてくださいね(^O^)/


りほの動物病院がある地域には柴犬を飼われている方が非常に多いと感じていますビックリマーク

以前都内で勤務医をしていた時は、来院するワンちゃんの中で数%もいなかったような気がしますわんわん

その病院と比べるとびっくりするくらい柴犬の患者さんが多いなぁとニコニコ


そういった地域だからか、先日飼い主様からご連絡があり、朝から眼がおかしく見えていないような、体も震わせていて食欲も少ないというお話でしたあせる

8歳の柴犬で急に眼がおかしくなったということから、まず緑内障の急性発作を疑いました。日曜日だったため、午後は休診で私が病院にいなかったので夜から診察させて頂きましたビックリマーク



クローバーヒメちゃんクローバー


元気な時の様子を知っていたので、今が明らかに異常であることは一目瞭然でした((>д<))


来院時の右目(正常)



左目(異常)

 

 


左眼は明らかに眼痛があり、角膜の透明性は下がり結膜の充血はとても強い状態でした叫び

眼圧は右眼15、左眼はなんと50~60(正常眼圧はだいたい15から20)でした!!


こういった眼の状態になりうる他の疾患を否定し、眼圧が上がる原因も調べた結果、原発性緑内障による急性発作と診断しました。

左眼は高眼圧のため視神経に異常をきたし視覚がない状態でしたので、まずは眼圧を下げることを最優先に考え、抗緑内障点眼薬を使い眼圧が下がるのかどうか反応をみました目


予定通り眼圧は下がるだろうと思っていたのですが、1時間、2時間経とうが全く下がりません汗


このままでは神経のダメージにより視覚が戻らなくなってしまうため、飼い主様と相談し、短時間の麻酔をかけ直接眼に針を刺し眼房水(眼圧を保つための水)を抜くという処置をしました!!


余分な水は注射針から自然に抜け、眼圧は12に下がりましたo(^-^)o

その処置の結果、翌日も点眼により眼圧は正常に保たれ、視覚も戻りましたグッド!


翌日の左眼

 

 

 


第6病日

 

 


第6病日になると、充血も軽減してきて眼内の炎症もだいぶ安定してきました。

飼い主様には外科治療のお話もしておりますが、恐らく点眼による治療が主体となっていきそうです。


今後も定期的な眼圧のチェックや自宅でのケアが非常に重要な病気なので、飼い主様と私たちが力を合わせ頑張っていかなければなりません!!


ヒメちゃん頑張りましょうね虹


同様の症状でお悩みの飼い主様がいましたら、いつでも当院にご相談して頂ければと思いますキラキラ

 


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TEL0466-36-1277 院長 藤川雅也

投稿者: りほの動物病院

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